こ(有終の美)たここです。列車の中で月報を書いています。最近は生活リズムを直すべく、11時に寝られるよう大学を早めに撤退しています。ところで、たった今、前の列車が人間と衝突したらしい放送が流れてきました。物騒ですね。さっそく規則正しい私の生活リズムが危ぶまれています。運転士は別の路線に乗り換えろって言っています。その通りだと思います。ただ、大学でずっと頭脳労働していたので、もうどうにでもなれって感じです。腰が座席に張り付いて剥がれなくなってしまいました。ここはあえて、動かなくなった列車の中に佇んでいようと思います。そんな状況ですが書かれます。月報。よろしくお願いします。ノベゲーガチマジクライマックスサークル員8名と共に作り続けているノベルゲーム『水彩画は水底に沈む』は5月17日に完成する予定でした。1年と3カ月も作り続けているので、時間に余裕を持って完成...とは行かず、最後の最後まで作っていました。たここはシナリオ兼プログラマ兼イラスト兼広報兼リーダーだったので、細かい作業から大きな作業まで片っ端から爆破していました。本当に忙しくて、よく人の形を保てていたな〜って感じです。実はもう人の形をしていないのかもしれません。やっていたことをザッと並べてみます。ミニゲームを本編に組み込むゲームクリア後、タイトル画面が変化するようにする5つの背景にバッグを描き足すエンディングを実装する30個くらいのバグを直す毎週会議を開く著作財産権にまつわる契約書を書く新しいグラフィックアセットを用意するSteamの申請を進めるプレスキットを用意する大学祭に展示する文章を書く大学祭に展示する印刷物を組版する大学祭に展示する印刷物を印刷するブースの物品を購入する大学祭のブースを設営する大学祭のブースを設営するこの中でも特に、デバッグ作業と大学祭に展示する文章執筆の2つがキツかったです。どちらにも明確な終わりがないので、タスクが際限なく膨れ上がっていました。加えて、完成予定日直前までイラストや音楽が完成していなかったので、本当にゲームが完成するのかも分かっていませんでした。リーダーたここにとってこれほど不安な事はありません。膨大なタスク量と不安定なプロジェクト進行によるダブルパンチです。まともに眠れる精神状態にいなくて、ずっと起きていていて、同時にずっと眠っているみたいな状態でした。なんだかんだで予定日通りに完成した時はもう本こんにちは。次の日になりました。寝起きのたここです。早起きで死にかけです。上に書き連ねていた月報ですが、もう一回書き直そうと思います。というのも、最近起こりつつあった変化を再び観測したためです。1つの視点で意見を言えなくなってしまいました。色んな人格のたここが同時に存在しているイメージです。闇たここと光たここ的な。その全部が本心なので、どれかを選んで月報にすることができません。司会者たここ「よく分からないと思うので、ここからは4人のたここに月報を任せます」「よろしくお願いします」リーダーたここ(ハキハキした声で)「はい!よろしくお願いします!」現実的たここ(のんびりと)「はい、お願いしますね」「まずは自己紹介すると良いんじゃないかな」「たぶん、読者は『???』だよ」悲観的たここ(頭を抱えて)「意味が分からない」「なんで月報なのに、こんな物語みたいな綴り方を?」「読みにくいって」「こういう小説は他の記事にして、創作活動とメリハリつけない?」司会者たここ(悲観的たここを見て)「もう一回説明しましょうか」「この方法じゃないと、中立的な立場から活動記録を書けないためです」リーダーたここ(サッと手を挙げて)「私が月報を書きますよ」「『水彩画は水底に沈む』プロジェクトに深く関わっています!」「生まれも育ちもこのプロジェクトなので自信があります!」司会者たここ(リーダーたここを見て)「あなたは...」「独善的で突っ走るのでダメです」「月報は英雄譚じゃないですよ」リーダーたここ(少し固まって)「えーっと」「実際、そうじゃないですか?」「リーダーの私が、いかにしてプロジェクトとメンバーをゴールまで導いたのか記せますよ」現実的たここ(眉をひそめて)「なんか、良くなさそう」「過去を美化するのは月報の求めるところじゃないよね」哲学者たここ(話に切り込むように)「そもそも、月報の一切を定義するべきではないだろうか?」「月報は、目的と目的の達成手段を明確にした上で書かれるべきだろう」悲観的たここ(心の中では同意して)「(まぁ、計画は大事だよな)」「(何の対策も講じなかったら全ては破滅に向かうし)」哲学者たここ(威厳のある声で言う)「そのために」「まずは月報の起源と意義を1から考え直すべきだ」司会者たここ(遮って)「ちょっと静かにしててください」「あなたの言う事は現実に即していないので役に立ちません」哲学者たここ(意外だと言うように)「これが真理では?」「代案があれば教えていただきたい」司会者たここ(黙りこむ)(会場が静寂に包まれる)悲観的たここ(目をそらして)「(気まず)」現実的たここ(ゆっくりと話し始める)「この哲学者の言うことってさ」「間違ってはないんだけど」「『理論上は可能』ってことが多くて」「現実的じゃないよね」司会者たここ(哲学者たここを見て厳しく言う)「正直足を引っ張っています」「謹んでください」(再び会場が静寂に包まれる)悲観的たここ(下を向いて)「(気まず)」リーダーたここ(へりくだって)「あのー、話し合っているところ申し訳ないのですが」「先ほど現実的たここさんも仰っていたように」「自己紹介しませんか」「お互いを理解するためにも必要だと思います」現実的たここ(間髪を入れずに)「賛成」「読者が置いてけぼりにされてるかな」悲観的たここ(小さく頷く)哲学者たここ(誰に言うでもなく)「自己紹介の意義と本質の抽出を試みたのだが、主体によって自己を認識し、他者に何かしらの媒体を介して伝達する過程において、様々なノイズが入りうるいくつかの要因を考慮すると」司会者たここ(遮って)「私も賛成です」「では、リーダーたここさん」「まずはお手本をお願いします」リーダーたここ(元気よく)「はい!」「私はリーダーたここと申します!」「生まれは『水彩画は水底に沈む』プロジェクトのリーダーに立候補した瞬間です。メンバーとコミュニケーションを取る過程で成長してきました」「まだまだ未熟者ですので、先輩方に色々とご教授いただけると幸いです!」「よろしくお願いします!」(拍手)司会者たここ(礼儀正しく笑顔で)「ありがとうございます」「次に悲観的たここさん、よろしくお願いします」悲観的たここ(ボソボソ声で)「はい。悲観的たここです」「生まれは、覚えていません。もしかすると高校受験を意識した時かもしれませんし、たここが自我を確立した時かもしれません。さらには、たここが生まれたと同時に私も生まれたのかもしれません」「おそらく、この中で一番の年長だと思います。まぁ、年長だからといって何ができるわけでもありませんが」「えー、お願いします」(まばらな拍手)司会者たここ(マイクを持って)「はい、ありがとうございました」「次に現実的たここさん、よろしくお願いします」現実的たここ(気の抜けた声で)「こんにちは。現実的たここです」「私はいつに生まれたとかはなくて〜」「消えては生まれてを繰り返してます」「こう見えて実は虚弱体質でw」(周囲から笑いの声が漏れる)現実的たここ(ペコペコしながら)「傾向としては、他のたここが精力的に活動していると消えがちですね〜」「あと、他人としばらく話していないと消えますね。たここはもっと人と話して欲しいところですw」「そんな私ですが、何卒よろしくお願いしま〜す」(優しい拍手)司会者たここ(拍手しながら)「ありがとうございます」「次に哲学者たここさん、自己紹介お願いします」(拍手が鳴り止む)哲学者たここ(何のことだと言うように)「自己」(ハッとして)「自己」(頭の中で咀嚼して)「自己か」(深い考察の中で)「自己」(結論を出すように)「そもそも自己の存在が怪しい」(拍手)司会者たここ(拍手して)「ありがとうございます」「十分、自己紹介になっていますよ」悲観的たここ(メモを取りながら)「(司会者たここは哲学者たここと仲が悪い...)」「(今後話す時に気をつけよう)」司会者たここ(拍手をやめて)「では最後に私も自己紹介をさせていただきます。司会者のたここです」「私の生まれはたった今です」「混沌極まった皆さんの意見をまとめるために生み出されました。皆さんが仲良くして1つの意見を出してくれれば良いんですけどね」現実的たここ(困ったように)「みんな自我強いから」司会者たここ(同意して)「えぇ本当に」「ただ、私は『礼儀正しい司会者』のロールを与えられたのみなので、皆さん程ではありません」「月報の執筆が捗るよう、臨機応変に動いていきますので、何卒よろしくお願いします」(丁寧な拍手)司会者たここ(優雅に礼をして)「ありがとうございます」「全員の自己紹介が終わりましたので、前置きが長くなりましたが、月報執筆の方に移らせていただきます」ノベゲーガチマジクライマックス(版2)司会者たここ「サークル員8名と共に作り続けているノベルゲーム『水彩画は水底に沈む』は5月17日に完成する予定でした。当時の私は、」リーダーたここ「リーダーとして着実にプロジェクトを進めていました。具体的には、予定日通りにゲームを完成させるべく、こまめにメンバーと連絡を取り、頻繁に会議を開いて、共同作業の時間を設けていました。ゲームの完成に向けて1年と3カ月作り続けていましたが、最後まで熱量を持ってゲーム開発を行えました。」悲観的たここ「絶望していたと思います。どうして人は守る気のない約束を結ぶのか、どうしてギリギリになっても作り続けているのか、1年と3カ月は無駄だったのかなどの考えが頭の中をグルグルしていたように思います。ゲームが完成した時は、達成感よりも開放感を強く覚えていました。」現実的たここ「判断を迫られていましたね。私が多くのタスクを引き受ければ、それだけ多くの要素を実装することができる上、ゲームは確実に完成すると主観的に思える状況にいました。メンバーには目の前の重要なタスクに優先して取り組んでほしいという思いでしたが、もう少し他者を頼っても良かったとも思いますね。」哲学者たここ「同人ゲーム開発体制の抱える構造的な欠点と、人間のもつ自律の力に対して思考を巡らせていた。本計画で発生した課題から、今後に活用可能な手法の抽出を試みていた。結果、人間に寄らない外部由来の強制力を設けることが肝要だと考えた。その具体的手法については現在考案中である。」司会者たここ「たここはシナリオ兼プログラマ兼イラスト兼広報兼リーダーでしたので、細かい作業から大きな作業まで片っ端から爆破していました。やっていたことをザッと並べます。ゲームクリア後、タイトル画面が変化するようにする5つの背景にバッグを描き足すエンディングを実装する30個くらいのバグを直す毎週会議を開く著作財産権にまつわる契約書を書く新しいグラフィックアセットを用意するSteamの申請を進めるプレスキットを用意する大学祭に展示する文章を書く大学祭に展示する印刷物を組版する大学祭に展示する印刷物を印刷するブースの物品を購入する大学祭のブースを設営するこの中でも、特に大変だったタスクは、」リーダーたここ「著作財産権にまつわる契約書の執筆だと考えます。ゲームを販売するにあたって、著作権まわりの確認をメンバー1人1人に取りました。ただ、多くのメンバーが著作権について表面的な理解にとどまっているようでしたので、フェアな契約を結ぶために、著作権に関連する講座を開きました。分かりやすい資料を作ることに苦労しました。」悲観的たここ「エンディングの実装です。これは完成予定日3日前の話ですが、曲が完成していないのにエンディングを実装できるわけがなくて頭を抱えていたと思います。ゲームを公開する上でエンディングは絶対に必要だったので、楽曲担当に必死で懇願していました。本当に大変でした。」現実的たここ「デバッグ作業ですね。メンバーにデバッグを依頼したのですが、独自に構築した開発環境や実装方法など、たここ由来のバグが多く見つかってかなり参っていました。全て修正したと思ったら新しくバグが見つかるなど、終わりのないデバッグ作業に苦労していましたね。」哲学者たここ「大学祭に展示予定であった文章の執筆だ。文章の執筆は脳内整理の側面を持つ。その過程において、ある事柄に関する新発見から、従来と異なる結論に行き着くこともある。事実に即した正しい文章の展示を行うべく、何度も加筆修正を繰り返していた。現在も校閲を行い、前提や論理構造を修正し続けている。」司会者たここ「予定日通りに完成した時、」リーダーたここ(雄弁に)「まずはメンバーと共にゲームが完成した喜びを共有」悲観的たここ(遮って)「ちょっとまって」「チームで何したかじゃなくて、たここの心情を書かないの?」「そういう流れだったじゃん」現実的たここ(腕を組んで)「う〜ん」「普通にそれぞれが具体的に何やってたか書けば良いと思うけどね」哲学者たここ(屹然と)「いや、真実を書き記すべきだ」「そのために、この結末に行き着いた要因を全て書き並べよう」司会者たここ(言葉を詰まらせて)「えー」「では」「予定日通りに完成した時、これまでの活動を振り返ったところ」リーダーたここ(驚いて)「え」「また活動記録を書くんですか」「これまでの話はもう十分書きましたよ」悲観的たここ(ため息をついて)「それはない」「読者はもう見飽きてると思う」現実的たここ(頭を掻いて)「あー」「どう書くのかよりも、何について書くのかを決めないといけないのか」哲学者たここ(司会者たここを真っ直ぐ見て)「事実と解釈は明確に区別されるべきだ」悲観的たここ(目をそらして)「なんか」「さっきから」「司会者たここさん、僕たちを誘導してませんか」「当時のたここの状況とか、大変だったタスクとか」「そんなことより、たここが一番心苦しかったこととか、もっと書くべきことあると思います」リーダーたここ(元気に)「私は『チームメンバーといかに共同作業したか』について書きたいです!」現実的たここ(何かに気づいたかのように)「そもそも」「各々に書いてもらっているだけで」「全然まとめてもないよね」「これ意味あるのかな」司会者たここ(自信のない声で)「これは中立的な立場から活動記録を書くためで」悲観的たここ(皮肉を言うように)「中立的中立的って」「外れ値4つ並べて中立的は無理あると思うけど」哲学者たここ(意外だと言うように)「『外れ値3つ』に修正を求める」リーダーたここ(意外だと言うように)「私はメンバーの意見に耳を傾けているので外れ値ではないです」現実的たここ(意外だと言うように)「俺は外れ値じゃないと思うけどな」悲観的たここ(心底驚いて)「みんな本当に言ってるの」「ここにいる全員、外れ値で愚か者だと思ってるけど」司会者たここ(小さな声で)「私は違いますよ」現実的たここ(聞き漏らさずに)「司会者たここは外れ値というか」「自我がない、かな」リーダーたここ(少し焦ったように)「司会者たここさん」「マズイかもです」「場を良い感じにまとめないと月報書き終わりません」悲観的たここ(うんざりだと言うように)「はぁ」「もう月報書くの無理だと思う」「何を書くのかでも衝突するし」哲学者たここ(威厳のある声で言う)「だから言っただろう」「まずは月報の起源と意義を1から考え直す必要があるのだ」就活生たここ(コン、コン、コン)「失礼します」悲観的たここ(目を丸くして)「え、誰」司会者たここ(いつもの調子に戻って)「はい、どうぞ」就活生たここ(礼儀正しく入室して)「こんにちは」「就活生たここです」「皆さんにお願いしたい事があってこの場を訪問させていただきました」「よろしくお願いします」リーダーたここ(笑顔で)「はい!」「ぜひ!なんでも教えてください」就活生たここ(ぎこちなく)「あ、ありがとうございます」「えーっと」(言葉を選んで)「あの」「皆さん、たここさんが就活中なのはご存じですよね?」「あの方、開発ブログとして本ページのURLを企業さんに送っているみたいなんです」悲観的たここ(閉じない口で)「え、マジ」司会者たここ(素で)「あ、そうなんですね」リーダーたここ(納得したように)「なるほどです!」「と、なると?」現実的たここ(足を組んで)「あーわかった」「企業さんに見られても大丈夫な月報」「が必要ってことかな」就活生たここ(小刻みに頭を下げて)「はい」「ゲーム企業の社員さんに見られることを意識した月報を書いてほしくて」「落選の要因になってしまうかもと不安なんです」悲観的たここ(激しく同意して)「(わかる...わかる...)」哲学者たここ(調子を変えずに)「しかし、『ゲーム企業の社員さんに見られることを意識した月報』とはなんだ」「私達はなにか恥ずべき行為を行っているのか」「教えていただきたい」リーダーたここ(ハキハキと)「恥ずべき行為は何もしていませんよ」「ただ」「多重人格者が月報を書いてると、ちょっと怖いかもしれません!」悲観的たここ(激しく同意して)「(わかる...わかる...)」現実的たここ(足を組み直して)「え〜そうかな」「むしろ、誠実さとか創作行為への熱意、多角的な視点を持ってることが伝わって良いんじゃないの」哲学者たここ(調子を変えずに)「それは分からない」「まず、人間は自身の持つ物差しでしか他者に共感できない。この理由は、投影バイアスと呼ばれる概念が関係していて」司会者たここ(遮って)「分かりました分かりました」「皆さん!」「『普通』の月報を目指しましょう」「今こそ意見を1つにして月報を書く時で」(ハンドジェスチャーをした両手には細かい石片が降りかかっていた)(司会者たここが上を仰いだその瞬間、天井はガラガラと轟音を立てて崩れる)(司会者たここは、上から落ちてきた何者かによって踏み潰される)(立ち上がった砂ぼこりは、何者かのシルエットを映し出していた)発明家たここ(砂ぼこりを払いながら)「みんな!聞いてくれ!」「大発明だ!」悲観的たここ(疲弊した様子で)「今度は、もう、誰?」リーダーたここ(困った様子で)「司会者たここが床に敷かれてますよ」「次は私が司会進行を担当しましょうか!」発明家たここ(胸を叩いて)「いや、その必要はない!」「今しがた完成した発明品を見てくれ!」(よく見ると、発明家たここの背後には巨大な機械構造体が鎮座していた)(巨大なスピーカーとマイクが正面に取り付けられていて、配線がむき出しになっている。全体的にメカメカしていてメタリックだ)発明家たここ(自信満々に)「この『高次元圧縮月報インテグレーターV3』が意見をまとめてくれるぞ!」悲観的たここ(隠す様子もなく)「はぁ」「そんなわけ、ある?」哲学者たここ(感心して)「なるほど。『中立的な意見』を数理モデルに落とし込んだか。興味深いアプローチだ」「しかし、モデルすらも人の手によって定義されているのであれば、完全に中立的な意見だと証明するために」発明家たここ(遮って、冷めた様子で)「哲学者たここはもうちょっと人の話聞いたほうが良いですよ」発明家たここ(元の様子に戻って)「この発明は、数理モデルとか、大規模言語モデルとか、そういう次元のものではありません!」「『文章』という媒体...いや、人間のコミュニケーション能力そのものを飛躍的に向上させ得る発明なのです!」(いつの間にか発明家たここの背後には真っ白な背景が置かれていた)(真っ暗な部屋の中、スポットライトで照らされた発明家たここは話を続ける)(全員、演説を黙って聞いている)発明家たここ(堂々と歩きながら)「いいですか皆さん、文章には致命的な欠点があるのですよ」発明家たここ(こちらを指差して)「それは、2次元的である点!」「文章というものは、より正確な文章を書く場合、語彙を増やすか語句を書き足すしか方法がないのです」発明家たここ(大げさに頭を抱えて)「あぁ、なんて非効率なんだ!」「現に、我を持つ皆さんによって好き勝手に書かれた結果、月報は8000文字を超えつつあります」「これは本当に無駄なことです!」発明家たここ(ニヤリと笑って)「しかし、そんな無駄とも今日でおさらばです」「そう『高次元圧縮月報インテグレーターV3』ならね」(溢れんばかりの拍手)発明家たここ(3方向にお辞儀をして)「さぁ説明はこれくらいにして、実際に本機を動かしてみましょう」「私達は今から、人類の意思疎通レベルを次の段階に引き上げる瞬間を目の当たりにします」発明家たここ(待ちきれずに)「皆さん!」「各々の想像する月報の続きを声に出してください!」「ゲームが予定日通りに完成した時、」就活最近は就活早期化が流行っていまして労働条件の良いデカ企業に入るために、大学生は学部3年から本選考に影響するインターンの申し込みをする必要が出てきました。たここも例に漏れず、就活早期化の影響を受けている大学生です。5月に入って、インターンの選考開始が多くのゲーム作り企業さんから知らされました。なので、5月の後半は自己分析をしてはESを書いていました。自己はずっと分析し続けているので、どちらかといえばESに時間をかけていました。そんなESですが、気ままに書いてみたところ、字数制限が難しいなと感じました。ほとんどのESは、各設問に300文字から500文字の字数制限が設けられています。あまり字数を意識して文章を書いていませんでしたが、適当に書き連ねたESが1200文字を超えていたので、普段から冗長な文章を書いている可能性が高いです。同時に思うこととして、「具体的に書いてください」の指示もES執筆の難易度を上げていると感じます。物事を具体的に書いていると、どうしても冗長な文章になりがちです。それでいて数百文字に収める必要があるので、内容をかなり厳選した上で、少しは抽象的に書く必要がありそうです。また、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」の記述も難しいと感じました。企業さんはガクチカを通して学生の人となりを判断すると思われるのですが、人生経験の浅い20代(大きい主語ですが少なくとも私)は頻繁に価値観や考え方がアップデートされるので、直近のガクチカを提示できなければ、正しく人物像を認識できなさそうです。たここは現在、「部員8名を巻き込んだ1年と3ヵ月にわたるノベルゲーム開発プロジェクトのリーダー経験」を主なガクチカとしてESにしています。ただ、このガクチカで語られるたここは、現在のたこことかなり乖離しているように思われます。かれこれ1年と3ヵ月前の話ですから。関連して、就活早期化によって2年間でガクチカを作らなければいけないというのも難しいです。学部4年に控える本選考では、就活が直近のガクチカになっているのかもしれません。などと、近年の就活についてネガティブな事を書き並べてしまいましたが、たここは大学1年から準備してきたので安心です。「会社に貢献できる優秀な社員」とはなんなのかを考え続けて、必要な力や経験を得られるような大学生活を過ごしてきたつもりです。それでも不安は残るので、就活は学生へ平等に恐怖を与えるイベントなのだなと思います。とにかく頑張ります。おわり5月の月報は以上です就活に力を入れるべきはずなのに、どうして10000文字を超える文章を書いているのでしょうか。来月は自重しようと思います。